12/21(土)ゆずりは学園にて「森のクリスマス会」が開催されました

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こんにちは。事務局の箕浦真智子です。

12月21日(土)、事業指定プログラム「ミエルカ」2013助成先に採択されたフリースクール「NPO法人ゆずりは学園」(田原市)にて、「森のクリスマス会 ~1000個のイルミネーション~」が開催されました。
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ゆずりは学園は、里海・里地・里山に恵まれた自然豊かな渥美半島に位置しています。パパさん(理事長:沓名智彦さん)とママさん(学園長:沓名和子さん)が人と自然のつながりを大切に考え、やっと見つけたのがこの地です。子どもや若者たちの心に寄り添い、12年間で約1,800人の社会自立を支援し、進学、就職へとつなげてきました。

国内・海外ボランティア活動を行う国際ボランティアNGOのNICE(ナイス)が、2ヶ月に一度、学園を訪れます。また、地域住民の方がボランティアで参加してくれたり、寄付で応援してくれたり、たくさんの野菜を届けてくれるなど、活動に共感した人びとに学園は支えられています。
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夜のクリスマス会の準備のため、ボランティアスタッフのNICEのみなさんとフレンドレイザーさんと一緒に、ゆずりはの森へ。さっそく、イルミネーションの飾りつけです。
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自然の中で、ワイワイ語り合いながら、飾りつけも終了し、夜の準備はバッチリです!「ボランティアで来るというより、友達に会いに来る感じ」という言葉通り、NICEのみなさん、楽しそう♥
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クリスマスプレゼントをもらうためには、森の中に隠されている番号札を探し出さなければいけません。まるで、宝さがしゲームのようです。子どもたちと一緒に、ワクワクしながら、山頂を目指します。
「あった~!」という一番乗りの子どもの声で、一気に盛り上がりました!
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プレゼント交換を済ませた後は、自由時間。風の強い日でしたが、子どもたちには、関係ありません。笑い声が大きく、こだましています。
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いよいよ夕飯の時間です。メインはカレーライス。白飯とバターガーリックライスの2種類が用意され、カレーも辛口、甘口を選べます。ツナ入り卵焼き、大根煮物、地元で採れた新鮮野菜なども食卓に。ボランティアで参加いただいた元シェフで、現在は花き生産者の伊藤さん(左)がつくってくれました!パパさん(右)も大満足!
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料理はすべておいしい!みんなで食べると、さらにおいしい!気づけば、みんな笑顔です。どうですか?このNICEな笑顔☆
(後方右:ママさん、左:フレンドレイザー今井さん)IMG_1964
食事の後は、自分の使った食器を新聞紙で拭って、後片づけ。これで洗い物の手間も省けるし、環境にも優しいですね。机上ではなく、実際に経験しながら、生活の知恵が自然に身につきます。
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いよいよ本日のメインイベント。1000個のイルミネーションがまたたく夜の森へ。
パパさんいわく「サンタクロースを呼ぶために」と、薪をくべ、火を灯します。日ごろは、消防士として、消火活動をしているNICEの窪田さんが、この日はパパさんの助言のもと、着火する役を担いました!大きく燃え上がる炎を見て、「興奮している子どもには火を見せると落ち着くんだよ」と、パパさん。
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満天の星空と幻想的なイルミネーション、そして焚火を眺めながら、とても穏やかな優しい気持ちになっている自分がいました。
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クリスマス会に参加していた小学生から高校生までの子どもたちが、自然の中で過ごしているときの笑顔がすてきでした。ママさんは、30年間公立小・中学校に勤務し、一貫して、不登校やひきこもり、発達障がい、家庭内暴力の問題に取り組んできました。個性を大切にし、理解してあげることで、子どもは変わるとママさんが教えてくれました。学校で笑わなかった子どもが、友達と大笑いしながら、遊んでいる姿を見て、元担任の先生は驚かれるそうです。

家庭問題、学校でのトラブル、コミュニケーション能力の不足など、不登校やひきこもりになる原因はさまざまですが、家庭や社会、地域住民からの少しの理解や対応があれば、社会への自立ができる子どもたちがいるのです。

解決策:ゆずりは横町イメージ家族にも本音が言えず、家にも居場所がない子どもたちが、非行に走るケースもあります。ときには、命にかかわる問題も起こります。そんな彼らを継続的に救う解決策として、ゆずりは学園では、「小さなコミュニティ」「もうひとつの家族としてのつどいの場」をともにつくるコミュニティガーデンの構築事業に取り組みます。竹ドーム『ゆずりは横丁』を象徴とし、社会の支援体制の隙間部分を補う新しい場のモデルとして、今回の「ミエルカ」事業終了後も継続し、全国へと広げていきます。

2014年1月13日(月・祝)【「ミエルカ」2013助成先が志を語るドネーションパーティ!】が、開催されます。ゆずりは学園代表のパパさんが、「ほっとけない!」地域や社会の課題とその解決策、解決に挑まなければならない志を語ります。

また、ゆずりは学園を応援するフレンドレイザー主催の講演会も名古屋と知多で予定しています。個性や少しの違いが認められず、生きづらさを訴える子どもや若者たちの居場所づくりに取り組むゆずりは学園を、ぜひ一緒に応援しませんか。みなさまのご参加をお待ちしています!

≪今後の予定≫
代表者の志 パパさん&ママさん
★パパさん、ママさんの講演会★
「生きることが辛いと訴える子どもたち」
~不登校・発達障がい・ひきこもりの子どもたち・若者の傍らで~
<名古屋会場>
【日 時】2014年1月18日(土)13:30~15:30(開場13:15)
【場 所】名古屋市男女平等参画推進センター(つながれっとNAGOYA)多目的ルーム
【問合せ】フレンドレイザーゆずりは学園チーム(担当:大竹・今井)event.yuzuriha@gmail.com
<知多会場>
【日 時】2014年2月2日(日)13:30~15:30(開場13:00)
【場 所】知多市市民活動センター2階 会議室
【問合せ】NPO法人地域福祉サポートちた TEL0562-33-1631(担当:岡本)
※名古屋会場・知多会場共に入場無料(定員50名)事前申し込み不要。先着順のため、満席の際は、入場制限を行う場合 がございます。あらかじめご了承ください。

★現地体験・交流会★
「~菜の花咲く渥美半島~『ゆずりは横丁』竹ドームづくり&ゆずりはの森ツアー」
菜の花のシーズンの渥美半島。里山・里海に囲まれたゆずりは学園で、子どもたちやNICEの若者たちと一緒に、田原市伝統の凧作りの技術を活用した竹ドームの組み立てを体験しませんか。昼は散策、夜は満天の星空が眺められるゆずりはの森で、自然を満喫しながら、交流も楽しめます。
【日 時】2014年2月15日(土)~2月16日(日)
【場 所】ゆずりは学園(田原市)
【参加費】日帰り3,000円(食事2回付)/宿泊5,000円(食事4回付)
【問合せ】ゆずりは学園(担当:沓名) 0531-22-3515
※要予約
※天候によって内容を変更する場合があります。