11/27(日)「あいちの課題深掘りファンド」2016年度助成事業成果報告会「モチヨリ」 ~外国人高校生のキャリア支援における課題の解決策を考える~を開催しました。

こんにちは! 事務局スタッフの佐藤レイコです。11/27(日)に「あいちの課題深掘りファンド」2016年度助成事業成果報告会「モチヨリ」 ~外国人高校生のキャリア支援における課題の解決策を考える~を開催しました。

●日時:2016年11月27日(日) 14:00~16:30
●会場:開発ビル豊橋駅前店
●参加者:22名

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最初に話題提供ということで、NPO法人フロンティアとよはし理事長の河村八千子さんから「あいちの課題深掘りファンド」の調査結果について共有していただきました。

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続いて高校生を採用する側から、ヤマサちくわ株式会社総務部総務課長の早川尚宏さんより実際に採用した高校生の話から、企業側の採用後の定着の課題があげられました。

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県立豊橋西高校教諭の李藤美保さんからは豊橋西高校の外国人選抜入試や入学後のサポートについてや、外国人の子ども達が夢をあきらめている現実などの実例の共有がありました。
 
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当事者の立場から静岡文化芸術大学文化政策学部3年生の田中琢問さんからは、周りの友達は定時制高校に進学後フリーターの道を選ぶ子が多いことや、経済力と学力の2つの問題から夢をあきらめてしまっている現状を紹介いただきました。

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田中琢問さんのお母さんで、磐田市役所嘱託職員として働いているカルドーゾ多美さんからは、自身も日本に来た当初は全く日本語がわからなかったことや、家では日本で暮らすことを考え自分の母国語のポルトガル語は捨てて、子どもにはまず日本語を習得させたことなど苦労された経験を踏まえ、親への支援の必要性もお話しいただきました。

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静岡文化芸術大学文化政策学部国際文化学科教授の池上重弘さんからは静岡県磐田市の事例や大学での外国人生徒の取組みをご紹介いただきました。なかでも印象的だったのは、親や先生など上下ではなく、友達のような横でもない、地域の大人による「ナナメの関係」が重要であり、子どもたちのロールモデルをシェアすることなど「子どもたちのモチベーション支援」大切だというお話をいただきました。

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会議出席者による、課題と解決策を共有後は参加者でグループをつくり、「自分は何ができるか?」を話し合いました。

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最後に何組かグループで出されたことを全体に共有いただきました。

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今回の会議では、参加者のみなさんと豊橋の課題だけではなく、他地域の取組みも共有することができ、新たな知恵や連携が生まれました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!