2016年度の「あいちの課題深堀りファンド」と「あいち・なごや子どもとつくる基金」には、助成先のNPOが解決に挑む課題の深堀りをサポートするボランティアスタッフ「モグラー」19名と、一般社団法人地域問題研究所の研究スタッフ3名と南山ビジネススクールの教員2名が「アドバイザー」として参画しています。
2016年度の「あいちの課題深掘りファンド」「あいち・なごや子どもとつくる基金」に参画するボランティアのみなさんを紹介します。
※名前(所属)【支援先】
(1)社会人経験年数/NPOでの活動やボランティア経験
(2)最も「見過ごせない!」地域や社会の課題
(3)参加動機や意気込みなど
【モグラー(19名)】
●浅井峰光(会社員)【NPO法人楽歩】
(1)15年/頻繁に参加(月に1回以上)
(2)市民全体のまち⇔若手市民が参加しにくい状況
(3)課題をクリアにすることに注力すると、方法が見えてくる。課題を深掘りすると、自分が見えてくる…。そんなふうに思います。
●猪多美文(地方公務員)【NPO法人社会復帰支援アウトリーチ】
(1)2年/ときどき参加(年に数回)
(2)二極化する高齢者世帯
(3)もともと地域の人が主体の地域づくりにとても関心があり、それは、今の職である公務員に転職をしようと思ったきっかけでもあります。今回、モグラーとして活動させてもらうことで、普段のお仕事とはまた違った角度から地域づくりについて学び、それを今後の仕事にも活かしていけたらと思っています。
●稲垣瑞穂(会社員)【NPO法人楽歩】
(1)1年/参加したことはない
(2)待機児童問題。同じ女性として身近に感じる問題です。女性が働く場面が多くなって、でも家庭のことも考えなければいけなくて。難しい問題かもしれないけれど、誰かが背負いすぎないような仕組みを考えられればと思います。
(3)今回初めて参加させていただくのですが、自分自身が今まで深く考えることのなかった問題について、みなさまと意見を出し合って考えていきたいと思います。そして地域や社会のためになるような働きかけをしていけるように精一杯がんばります。
●大崎慎司(会社員)【NPO法人社会復帰支援アウトリーチ】
(1)24年/頻繁に参加(月に1回以上)
(2)ひとり親家庭の貧困問題、子育て支援、学習支援。
(3)これからの人生でもっと社会貢献でしていきたいためです。
●桶田忠幸(会社員)【NPO法人社会復帰支援アウトリーチ】
(1)11年/まれに参加(年に1回あるかないか)
(2)貧困や家庭環境など社会から孤立したり、つながりが薄くなることによるキャリア発達、キャリア形成機会の不足
(3)「ミエルカ」2013でのフレンドレイザー、「イロリバ」2015でのツムギストに続き、自分自身の学びを深めることと社会貢献の両立を目指して参加します。
●桑原裕明(地方公務員)【NPO法人名古屋ろう国際センター】
(1)11年/まれに参加(年に1回あるかないか)
(2)地域や社会の課題を他人事としている人が増えていること(かくいう自分もその一人ですが・・)
(3)職場の先輩にすすめられて‥というのが正直なところですが、お金を出してそれで終わりではなく、助成先が自立できるようサポートする取り組みを深掘りさせてもらいたいと思ったので。
●小森義史(会社員)【NPO法人フロンティアとよはし】
(1)40年/頻繁に参加(月に1回以上)
(2)少子高齢化に伴い発生する課題
(3)課題の深掘りが事業を具体的に進める以前に非常に大切だと思っているため。これまでモグラーの経験がないため。
●柴田学(大学教員)【NPO法人社会復帰支援アウトリーチ】
(1)6年/ときどき参加(年に数回)
(2)貧困の問題
(3)自分にも何か役に立てることがあるならやってみたいと思っています!
●首藤政俊(会社経営者)【NPO法人楽歩】
(1)8年/参加したことはない
(2)働く障がい者の方の月々のお給料の低さです。これは今後もビジネスを通して解決していきたいと思ってます。
(3)モグラーとして、精一杯サポートします!!!
●杉江俊明(会社員)【NPO法人フロンティアとよはし】
(1)18年/参加したことはない
(2)地域コミュニティの衰退
(3)新しいことにチャレンジしたいと思い参加しました。がんばります!
●杉野泰宣(会社経営者)【NPO法人ぷくぷくばるーん】
(1)20年/参加したことはない
(2)人口減少が加速するなか、子どもたちにどのような未来を残すか。
(3)「ヒトなし、モノなし、カネなし」なら、知恵を出すしかない。ない頭から知恵を絞りだします。
●杉村良彦(会社員)【NPO法人ぷくぷくばるーん】
(1)11年/ときどき参加(年に数回)
(2)待機児童や子育ての問題。核家族化が進み、地域社会が子育てをサポートすることが重要だと感じています。
(3)これまでの自分の人生経験が、社会の課題解決に役立てられるならうれしいと思い、応募しました。
●谷口利典(会社員)【NPO法人楽歩】
(1)33年/頻繁に参加(月に1回以上)
(2)未整備なままの人工林や耕作放棄地
(3)昨年の経験を活かしてがんばります。
●原田康史(会社員)【NPO法人フロンティアとよはし】
(1)12年/ときどき参加(年に数回)
(2)自分にも子どもがいるのですが、自宅に子どもたちが遊びに来た際に何人もの子どもが無言でゲームをしている姿は異常に映ります。SNSが発達する中で人と人のつながりが希薄になっていってるじゃないかと懸念しています。
(3)社会人としての過ごした時間の中で社会・他者とのつながりを実感し考え方も変わり、地域社会の中で自分にも何かできるんじゃないか・協力できることがあるんじゃないかと思い、参加をさせていただきました。まだまだ若輩者ですが、がんばりたいと思います。
●平田亘史(会社員)【NPO法人名古屋ろう国際センター】
(1)19年/頻繁に参加(月に1回以上)
(2)自分の住む地域における高齢化
(3)地域の課題解決に向けて本気で取り組む団体の活動に約20年間の社会人生活を通じて培った知識・経験で貢献したいと思い参加しました。
●御船大輔(会社員)【NPO法人ぷくぷくばるーん】
(1)9年/まれに参加(年に1回あるかないか)
(2)核家族化が進む中での育児/家事の問題。特に実家と離れて住む子育て世帯が多い昨今、少子化が益々加速するように思います。
(3)昨年モグラーの活動に参加させていただき、いろいろ取り組めた一方でやり残したこともありました。今年はNPOの方をより前に進められるサポートをしていければと思います。
●森昭博(地方公務員)【NPO法人フロンティアとよはし】
(1)7年/参加したことはない
(2)人口減少
(3)この機会に地域の課題について勉強したいと思います。
●矢澤宏明(会社員)【NPO法人名古屋ろう国際センター】
(1)32年/ときどき参加(年に数回)
(2)東京の一極集中と地方の過疎化問題。
(3)企業での社会人経験を、地域活動と社会貢献に役立てるようにしたいと思っています。
●T・W(会社員)【NPO法人ぷくぷくばるーん】
(1)9年/参加したことはない
(2)社会人の働く意義向上、幸福感@仕事の向上。
(3)社会的意義と個人的意義の両立。キャリア模索の一環として。
【アドバイザー(5名)】
●池田哲也(地域問題研究所)【NPO法人ぷくぷくばるーん】
(1)17年/頻繁に参加(月に1回以上)
(2)子育て世代として、近年の子どもを取り巻く問題は見過ごせないと感じています。また、子どもから高齢者までさまざまな世代の交流や支えあいを通じて、お互いの悩みや困りごとが解決し、自分なりの居場所や生きがいを感じられる、そんなまちを目指しています。
(3)業務で培った経験を生かして、志をもって活動している団体の自立や発展のお手伝いができればうれしいです。今回の出会いがきっかけとなって、支援先団体とモグラーのみなさん、財団、アドバイザーのゆるやかなネットワークが継続できることを期待しています。
●石垣智徳(南山ビジネススクール)【NPO法人社会復帰支援アウトリーチ】
(1)23年/まれに参加(年に1回あるかないか)
(2)引きこもり(特に大人)
(3)社会貢献
●春日俊夫(地域問題研究所)【NPO法人名古屋ろう国際センター】
(1)28年/ときどき参加(年に数回)
(2)最近は無縁社会や孤独死の問題が気になります。自分がこうなるのではないかと心配なのです。
(3)新しい地域課題と新しい仲間に出会うために参加しました。アドバイザーという立場なので客観的な視点を持ちながらも、みなさんと同じ目線で活動したいと思います。よろしくお願いします。
●高田一樹(南山ビジネススクール)【NPO法人楽歩】
(1)17年/ときどき参加(年に数回)
(2)世代間で歌い継がれる詩、読み継がれる本の乏しさ。
(3)ものめずらしさ/3ヶ月後に共有できるかたちにする。
●宮原知沙(地域問題研究所)【NPO法人フロンティアとよはし】
(1)9年/頻繁に参加(月に1回以上)
(2)地域の中小企業の後継者不在による廃業
(3)見えにくいけれども確かにある「課題」に気づいた団体の方と一緒に、課題解決のための具体的な取り組みにつながるような深堀りをがんばります。