2015年度の「あいちの課題深堀りファンド」には、愛知県在勤の公務員やブラザー工業株式会社の従業員18名が「モグラー」として、南山ビジネススクールの教員や卒業生5名が「プロボノ」として、助成先のNPOが解決に挑む課題の深堀りをサポートしています。 また、一般社団法人地域問題研究所の研究スタッフ4名が「アドバイザー」として参画しています。
「あいちの課題深掘りファンド」2015に参画するボランティアのみなさんを紹介します。
※名前(所属)【支援先】
(1)社会人経験年数/NPOでの活動やボランティア経験
(2)最も「見過ごせない!」地域や社会の課題
(3)参加動機や意気込みなど
【モグラー(18名)】
●浅井文崇(愛知県)【NPO法人日本冒険教育協会】
(1)1年/まれに参加
(2)教育の平等(奨学金・子どもの貧困・親がいない)
(3)課題を明確にして資金を集めたい
●芦田繁樹(ブラザー工業)【NPO法人ファミリーステーションRin】
(1)20年/参加したことはない
(2)身体障がい者の移動手段の円滑化。現在のバスや地下鉄の対応方法では人手も時間もかかりすぎ、心のバリアフリーまでいたらないから。
(3)2つの会社におよそ10年ずつ勤めてきてこのあたりで一度キャリアの棚卸がしたいと思いました。社会企業家ならびに異業種の皆様と刺激しあえる関係を創ります。
●浦倫彰(豊明市)【NPO法人ファミリーステーションRin】
(1)15年/頻繁に参加(月に1回以上)。
(2)外国籍児童の日本での就労。
(3)ガンバリマス!
●小野健太郎(豊橋市)【NPO法人ing】
(1)14年/頻繁に参加
(2)超高齢・人口減少社会への突入
(3)市役所の仕事をしていて、地域の課題を地域の人が解決していけるよう力をつけてもらうことがとても大事だと感じ、それを可能にする一つの取組みとして、人と人とのつながり(コミュニティ)づくりが重要だと考えています。モグラーとして活動させてもらうことで、そのあたりのことを、いろいろ考えたり、何らかのきっかけに出会えるのではないかと期待しています。
●奥田道彦(ブラザー工業)【NPO法人ing】
(1)33年/まれに参加
(2)高齢者対策。高齢者の方には、働く意欲があるが、仕事・仕事の機会がない方、年金だけの生活に不安のある方、年金もないなど課題がある。また高齢者の健康や医療保険、さらには体の不自由な方の為の施設など行政にも多く課題がある。
(3)2月のプロボノ活動報告会、3月の若手起業家報告会に参加して若手起業家の熱意、NPO活動、地域の魅力に触れ、特に若いかたの熱意取り組みに関心をもった。ブラザー工業に30年以上勤務し企業に育てられた感があるがその経験などを社会に行かすことが出来たら或は社会貢献が出来るのではないかと思ったこと。具体的には短期、中期、長期計画立案の分野で貢献が出来るのではないかと思います。
●北原早知子(ブラザー工業)【NPO法人ing】
(1)3年/まれに参加
(2)地域住民と飼い主不明猫との共生について。住民の皆さんがのら猫を地域の課題として捉え、猫の繁殖数を管理していくことで、殺処分される動物の数は減らせると思います。
(3)本活動について財団代表の木村さんの話を聞く機会があり、興味を持ちました。色々な立場の人が集まって、向かうべき方向を定めて課題を深堀し、まとめていく、その過程を体験してみたいと思い参加しました。
●小池幸司(瀬戸市)【NPO法人PakaPaka】
(1)16年/まれに参加
(2)人口減少していく中での地域活動のあり方を見直す必要性
(3)自分自身の能力向上と地域への貢献(多少ではありますが・・)
●榊原和貴(愛知県)【NPO法人ファミリーステーションRin】
(1)4年/まれに参加
(2)人口減少問題とそれに対する対応
(3)支援団体の伴走者として、一つの物事を形に向けて支援することができればと考えている。
●笹岡実希子(愛知県)【NPO法人PakaPaka】
(1)2年/まれに参加
(2)地域や社会の課題で見過ごせないと思うのは、子どもの貧困だと思います。自分が子どもだったときや現在周りで子どもの貧困の問題を感じることがあり、またそれはが別の様々な問題に繋がっているのではないかと感じるからです。
(3)参加動機は機会に誘われたというのがありますが、仕事だけでない場に参加することで自分の経験を増やしたいということがあります。また様々な人と関わることで人脈を作っていきたいです。知識も経験もまだまだ浅いものですが、逆にそれを活かして色んなことを吸収していきます。
●杉本憲彦(豊田市)【NPO法人日本冒険教育協会】
(1)16年/まれに参加
(2)古い価値観やルールが新たな挑戦をしようとする人たちの妨げになっていること
(3)自分の持つノウハウやスキルを新たな挑戦をする人たちに役立てたい
●鈴木亮太朗(愛知県)【NPO法人日本冒険教育協会】
(1)2年/参加したことはない
(2)無視(心の余裕がなくなってしまうときに生じる)
(3)参加するなら徹底的に参加したいです!
●谷口利典(ブラザー工業)【NPO法人ファミリーステーションRin】
(1)32年/ときどき参加
(2)山間部、農村部で農林業の担い手が居なくなり(それだけが理由ではありませんが)間伐されていない森林、耕作放棄地がどんどん増えています。都会では仕事の無い人が増えています。何をすればこれがマッチングするのか考えてみたい。
(3)環境関連、福祉関連を中心に今どのような社会課題が地域にあるのか自分なりに理解し、自分の持っているもので解決に貢献したいと思います。
●内藤達彦(愛知県)【NPO法人PakaPaka】
(1)1年/まれに参加
(2)高齢者の買い物難民
(3)あいちをより深く知りたい。より市民、地域に近い視点で課題を考えたい。
●丹羽輝明(愛知県)【NPO法人ing】
(1)23年/頻繁に参加
●水谷泰啓(愛知県)【NPO法人ファミリーステーションRin】
(1)7年/まれに参加
(2)地域防災力の低下
(3)昨年は誘われたのが最も大きな理由であったが今回は、NPOの活動にふれることの重要性を感じため
●水野秀哉(瀬戸市)【NPO法人ing】
(1)4年/参加したことはない
(2)若者世代の地域活動の参加が少ないこと
(3)現在、地域活動の支援をする部署に在籍しており、地域住民の方と課題解決に取り組んでいます。モグラ―は自分にとってもプラスになると思い、参加しました。みなさんと一緒に悩み、議論を深めていきたいと思います。
●御船大輔(ブラザー工業)【NPO法人日本冒険教育協会】
(1)8年/参加したことはない
(2)個性をうまく発揮できない若い世代。頭がよく真面目な一方で、自分らしさややりたいことを見失っている若い世代が多いように感じます。
(3)これまでブラザーで培ったスキルや経験を社外・地域社会に活かすことができればと思い今回応募しました。自分の視野やスキルの幅を広げることにもなると思いますし、がんばります。
●矢澤宏明(ブラザー工業)【NPO法人PakaPaka】
(1)31年/参加したことはない
(2)原発の廃棄物処理問題 原発の稼動と廃棄物処理場所は別問題としている政府の姿勢 廃棄物処理場所が安全としているならば、電力の恩恵を受けている都庁の地下か皇居の地下に処理場所をつくればよいと思うのですが。
(3)企業での社会人経験を、地域、若手の活動に役立てていきたいのと、役立つものか経験しておきたいため。
【プロボノ(5名)】
●小川哲司【高森台県有地の活用を提案する市民の会】
(1)13年/頻繁に参加
(2)高齢化社会への対応。
(3)東北被災地で3年間ほど復興支援の活動に携わり、震災で発生した諸課題に対して、行政、民間企業、NPOなどと連携して対処してまいりました。東北で得た知見を活かして、地域社会の課題解決に努めたいと思っています。
●窪田祐一【高森台県有地の活用を提案する市民の会】
(1)15年/まれに参加
(2)人口流出による地域社会の担い手減少。
(3)南山ビジネススクールの一教員としてお役に立てればと思います。
●杉山晃一【高森台県有地の活用を提案する市民の会】
(1)?年/ときどき参加
(2)コミュニティの再生
(3)普段、地域課題の解決策をさぐる仕事に携わっているので、深堀ファンドの主旨に興味を持ちました。一緒に活動する団体さんのお気持ちに寄り添いながら、少しでも状況が良くなるように頑張ります。
●髙田一樹【高森台県有地の活用を提案する市民の会】
(1)?年/まれに参加
(2)世代間で共有できる話題の乏しさ少なさ。
(3)学知に偏りがちの思考と志向を実践知に照らしていちど見つめなおしてみたい。
●平田亘史【高森台県有地の活用を提案する市民の会】
(1)18年/参加したことはない
(2)都市部における高齢化
(3)日常の業務内容とはかけ離れた違うフィールドにはなりますが、今まで培ってきた知識や経験等を活かして頑張ります!!
【アドバイザー(4名)】
●池田哲也【NPO法人ing】
(1)16年/業務で関わった緑区鳴子学区や西区弁天通商店街などの活動に業務終了後も個人的に関わらせてもらっています。地元のオヤジグループ「岩倉OYG(おやじ)クラブ」で、地域の子どもたちの活動を応援するボランティア活動を実践中です。
(2)子育て世代として、「子どもの貧困」や「幼児虐待」など近年の子どもを取り巻く問題は見過ごせないと感じています。また、退職後のアクティブシニアの地域デビューにも関心があります。地域の高齢者の生活支援等の担い手として期待しています。
(3)業務で培った経験を生かして、志をもって活動している団体の自立や発展のお手伝いができればうれしいです。今回の出会いがきっかけとなって、支援団体とモグラーのみなさん、財団、アドバイザーのゆるやかなネットワークが継続できることを期待しています。
●加藤栄司【NPO法人ファミリーステーションRin】
(1)26年/とあるNPOの理事経験あり。また、住んでいる所のNPOにも会員(今は幽霊会員と化している)
(2)本格的な少子高齢社会・人口減少時代の到来を見据えた地域社会のあり方や都市・農山村問題など、さまざまな地域問題に興味をもって取り組んでいます。社会的に弱い立場にある人に降りかかっている問題(いじめや虐待、子どもの貧困など)に涙してしまいそうになることも間々あります。
(3)がんばっている(がんばろうとしている)方々に寄り添いながら、微力ですが応援できればと思っています。「共に悩み、共に学び、共に知恵を絞る」をモットーに。
●春日俊夫【NPO法人日本冒険教育協会】
(1)26年/ほとんどなし。
(2)自分の住む地域に対する市民の関心が低くなっていること。地域で起きていることを他人事として捉える人が多くなっていること。
(3)専門家としての視点だけではなく、ふつうの市民としての感覚を大切にしながら、一緒に考えていきたいと思います!
●宮原知沙【NPO法人PakaPaka】
(1)8年/ミエルカのフレンドレイザーなどときどき参加
(2)多様な人(世代、職業、障がいのある方、国籍など)がいて、歴史や文化、産業に触れることができ、時間の過ごし方や過ごす場を多様に選べて、それぞれが活躍する場所がある、多様性を認められる地域になったらよいと思っています。
(3)よりよい社会をめざして、課題の解決のために自らが事を動かしている方の力に、少しでもなりたいと思ったからです。