9/10(木) 第4回 「成果志向の補助・助成金検討会議inあいち」を開催しました

こんにちは。事務局スタッフのたまきです。
「成果志向の補助・助成金検討会議 in あいち」の第4回を開催しました!

●日時:2015年9月10日(木)14:00~16:30
●会場:あいちNPO交流プラザ(愛知県名古屋市東区上竪杉町1 ウィルあいち1階)
●参加者:16名

今回は「組織基盤強化(キャパシティビルディング)」をテーマに、ゲストとしてパナソニック株式会社CSR・社会文化部の東郷琴子さん、認定NPO法人アレルギー支援ネットワーク常務理事の中西里映子さん、株式会社ピー・エス・サポートの村田元夫さん(中小企業診断士)をお招きしてお話をいただきました。

第4回全体

今回で4回目の会議ということで、事業運営をテーマとしたこれまでの3回の検討会議とは視点を少し変えて、事業を担っていく組織体制そのものの強化にスポットを当てた内容となっており、まず東郷さんからは、Panasonic NPOサポートファンドがNPOやNGOの組織基盤強化を応援することになった経緯などについてお話をいただきました。

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また、その支援を2007年度から3年間受けた中西さんからは、団体としてなぜキャパシティビルディングが必要だったのか、どのように組織が変わっていったのかについてお話をいただき、組織運営上抱えている課題を解決し、中長期的な目標を立てて取り組みを進められたことを評価するとともに、試行錯誤を繰り返しながら、安定した基盤づくりには尚も課題があるといった悩みも挙げられました。

また、村田さんからはSROI(Social Return On Investment、社会的投資収益率または社会的費用対効果)分析という手法が紹介され、時期の事業計画への反映やソーシャルビジネスの戦略策定などに活用されている事例が示されました。

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全体を振り返って、東郷さんの「貨物船で例えるならば、NPOの事業は積荷、組織は船そのもの」というお話が非常に印象的でした。積荷が崩れたり(=事業がうまくいかない)、船に問題がある(=組織基盤がしっかりしていない)と、どちらの場合も目的地にはたどり着くことが出来なくなります。NPOにとって組織基盤強化は、事業の成否と表裏一体であるということが皆さんと共有できた検討会でした。