2/4(土)寄付の教室 in 名古屋 2017~「社会に役立つ」お金の使い方を体験しよう~

こんにちは。事務局スタッフの上松恵子です。「寄付の教室 in 名古屋 2017~「社会に役立つ」お金の使い方を体験しよう~」を開催しました。

●日時:2017年2月4日(土) 10:00~11:30
●会場:椙山女学園大学附属小学校
●参加者数:(子ども)6名/(オブザーバー)9名

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今回の「寄付の教室」は、小学5~6年生の子どもたちを対象に「寄付を考える」ことを通じて、社会とのつながりや参画について一緒に学んでいく、ワークショップ型の出張授業です。東京からNPO法人日本ファンドレイジング協会の大石俊輔さんに講師としてお越しいただきました。
今回は、5年生2人、6年生4人、そして、オブザーバーとして参加いただいた大人の方9名を対象に、授業が行われました。

まずは、著名人の方の「寄付」の事例から、「自らの多様な価値観に基づいて寄付先を選ぶ」ことの重要性を学びました。
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そして、3つの団体を紹介し、自分が「寄付」で応援したいと思う団体を1つ選んでもらいます。紹介する3つの団体は、
(1)ひとりでさみしくごはんを食べているような貧困の子どもたちを地域でサポート:NPO法人楽歩(長久手市)
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(2)発達障がいのある子どもたちに合わせた勉強や生活のサポート:NPO法人PakaPaka(武豊町)
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(3)病気で長く入院している子どもたちの喜びや楽しみをつくるサポート:NPO法人ぷくぷくばるーん(名古屋市)
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以上、3つの団体がプレゼンテーションをしてくださいました。具体的な活動内容や課題を示すデータがあり、わかりやすかったです。

その後、グループになり、1人に1000円の「寄付コイン」が配布されました。そして、グループ全体で、「どこにどれくらい寄付するか」を決めていきます。子どもたちのグループの話し合いの様子を見ていると、一人一人意見をメンバーに伝えつつ、真剣に考えていました。
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その後、グループごとに発表してもらいました。子どもたちは、「なぜそこに寄付しようと思ったか」を自分たちの言葉で伝えてくれました。
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今回「寄付の教室」に参加してくれた一部の方は、「あいち・なごや子どもとつくる基金」2016年度助成先募集最終(公開プレゼンテーション)選考会」で、「子ども委員」として参加し、助成先を決定します。「ぜひ、この経験を実際の選考に活かしてほしい」ということを最後にお伝えして「寄付の教室」は終了しました。

世界では一般的な「寄付」と「寄付教育」ですが、日本の教育現場ではほとんど行われていません。まだ日本では珍しい機会に挑戦してくれた子どもたち。多様な価値観の中で、子どもたちが社会のためになる行為を自ら選択し、実行することを通して、自分が社会にとってかけがえのない存在であることを知ることができたのではないでしょうか。

●主催:公益財団法人あいちコミュニティ財団
●共催:NPO法人日本ファンドレイジング協会
●協力:椙山女学園大学附属小学校
●協賛:株式会社PLUS SOCIAL
●後援:愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会