こんにちは。ボランティアスタッフの河合です。
第10回の「ファンドレイジング研究会inあいち」は、「あいちの課題深堀りファンド」2014で採択された3団体の中から、「視覚障がい者雇用への課題と提案」というテーマで深堀りに挑んだ名古屋視覚障がい者職業開発委員会の都築昌弘さん、ボランティアスタッフ「モグラ―」の荻原美帆さん、アドバイザーとして関わっていただいた一般社団法人地域問題研究所の池田哲也さんの3人をお迎えし、「『あいちの課題深堀りファンド』で深堀りして」と題してお話をいただきました。今回の参加者は16名でした。
今回の講師の都築さんはある日突然、視力を失い、仕事を続けていくことが困難になり、退職。その後、公の斡旋や知人の紹介で就職活動にチャレンジするも全敗。就職活動をする中で視覚障がい者の現状が20年前と今も変わっていないことを知り、「何とかしたい!」と、都築さんの想いで2014年5月に名古屋視覚障がい者職業開発委員会を設立されました。
視覚障がい者の就労ができない理由を見つけ、次につなげていくためにチャレンジした「あいちの課題深掘りファンド」。課題を深堀りすることで見えてきた問題点や現状、今だから話せる課題を深堀りする調査の中でのそれぞれの苦労など、さまざまなストーリーをお話いただきました。
今回ご参加された各務克郎さんより、メッセージをいただきました。
「明日はわが身かも…事故や病・怪我で突然視覚を失ったら…今までどおり仕事を続けていけますか? 自分じゃなくても昨日まで普通に仕事をしてきた自分の同僚・部下・上司がそんな状態になったら…今までどおり職場で一緒に仕事できますか? どういう風に接しますか? 考えてもみなかった問題…というか、怖くて考えたくなかったというのが正直なところかも…」
ご参加いただいたみなさまと、講師をお引き受けいただいたみなさま、ありがとうございました。
次回、第11回「ファンドレイジング研究会inあいち」は「地域の支援センターはファンドレイジングを支援できるか?」というテーマで開催します。
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