11/18(火)第8回ファンドレイジング研究会inあいちを開催しました。

こんにちは。いつの間にかボランティアスタッフになっていた内山です。

第8回ファンドレイジング研究会inあいちは、認定NPO法人アジア日本相互交流センター・ICAN(International Children’s Action Network)の吉田佳代さんと、そこでボランティアとしてご活躍されている林雅樹さんにより「ファンドレイジングにデータベースを活用する」というテーマでお話をいただきました。今回は28名の方にご参加いただきました。

非営利団体向けプログラムを提供している、クラウド型の顧客管理・営業管理に特化したセールスフォース。
このプログラムをファンドレイジングに活用している事例の研究会となりました。

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はじめに、吉田さんよりご自身の団体紹介やセールスフォース導入への経緯とともに、データベースとエクセルの違い、導入時のシステム構築についてお話いただきました。その後、林さんとの出会いのお話。

導入当初、2,000件ほどの情報だったのが、翌年の活動(2013年レイテを襲った台風被害の支援)の中で2ヶ月間に4,000件もの寄付が寄せられ、セールスフォースへの登録が後回しになったときに紹介されボランティアスタッフになったとのこと。

ココで林さんの登場!
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ICANさんは、入力のお手伝いを考えていましたが、実は、林さん、長年IT企業にお勤めしていた元エンジニア。導入当初に設計したシステムでは回らなくなってきていたこともあり再構築へ!

林さんからは、データベースを何に使うのか、セールスフォースの概要と特徴、ファンドレイジングでの活用について、実際の画面も表示しながら詳しく解説いただきました。

印象深かった言葉として、
「全部がセールスフォースで出来るとは思うな。」
セールスフォースにも得手不得手がある。検索即時性や同一名称、漏えいリスクには強いが、数値管理や記録即時性には弱い。在庫管理、会計管理、人事管理などは別ですべきである。江戸時代の商人が持っていた大福帳のように「大事な方とお話できる」情報を取り出すことができればよい!

「書くことが大切。文字にできるかがカギ。文字にできないものはシステムにならない。」
システム構築にあたり追加したい項目は出てくるものであり、それをきちんと文字にすることが大切である。導入する際は、ある程度項目を書き上げ機能の確認をして足りなければ追加する。

「ファンドレイジングは関係づくりであり、セールスフォースはそのための道具」
「少ない人員で対応できるようになる、きめ細かいサービスのためのツール」
などがありました。

次回、12月16日(火)は「NPOならではのチャーミングアプローチ」というテーマで、「ハンズオン!埼玉」の吉田知津子さんがゲストです。ぜひご参加ください!
申込はこちらから受付しています。

http://kokucheese.com/event/index/236540/