こんにちは。ボランティアスタッフ 「フレンドレイザー」2014メンバーの林雅樹です。
第7回ファンドレイジング研究会inあいちは、NPOマーケティング研究所の長浜洋二さんより、「NPOのマーケティングとファンドレイジング」をテーマにお話をいただきましたのでそのご報告をします。
「行列ができるラーメン屋」は全国各地にありますが、なんと日本最大級のファンドレイジングイベント「ファンドレイジング・日本」で「行列ができるセッション」を担当されたという長浜さん、今回の研究会でも40名余と教室がいっぱいになる大盛況でした。事前に渡されたプレゼン資料も50ページあり、本セッション開始前から期待で盛り上がります。
「こんばんは」
笑顔でさりげないあいさつから始まった講座。時にユーモアを織り交ぜながらも「ペルソナ」「セグメンテーション」「ポジショニング」と横文字のマーケティング用語が実例を交えてどんどん出てきます。マーケティング戦略大好きの外資系企業に勤務していた私も、NPOの実情に即してこれらの重要性を説かれると「あっ、そうだった!」と気づくこと多数。参加者のみなさんも腹に落ちることが多いようで頷き方が半端ありません。「マーケティング・プロセス」に始まり「NPOマーケティングの5C」、「目的・目標・指標」そしてその評価についてなど、35分の説明タイムはあっという間に終わりました。
この日、お話いただいたことの多くは、10月発刊されたばかりの書籍「NPOのためのマーケティング講座」に詳しく書かれています。
ブレイクを挟んでのQ&Aタイムでは、団体の現状に対してどう取り込んでいけば良いかという質問が形を変えて多数でました。草莽塾(そうもうじゅく)の塾長もされている長浜さんは、ここでも各々のケースに対し実例も交えて簡潔かつ丁寧なお答え。それらをまとめたのが上のホワイトボードですが、私としては、「成果=理想ー現状」「小さな目標を積み重ねる」「集計を含めて仕事と定義」などのキーワードが印象に残りました。
最後に、今回で2回目となる広報タイムでは、被害者サポートセンターあいちの岩城さんより12月に行われるチャリティイベントの紹介など、3団体からの広報がありました。
次回は、10月21日(火)「ファンドレイジングにデータベースを活用する」というテーマで、なんと!私自身が認定NPO法人アイキャンの吉田佳代さんとともにお話させていただきます。
今回、長浜さんの「NPOマーケティングの定義」の一部「…受益者は支援者を顧客と位置づけ…仕組みをつくること」の一つとして「どうやっていけば良いか」みなさまと共に考える場とできればと思います。ぜひご参加ください!
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