申請団体名:NPO法人ふれあいサロンさん・さんガーデン
【課題を共有して巻き込みたい対象者】
(1)行政の子育て支援担当者
理由:親の力と幼児教育の関連について一緒に考えていきたいから。
(2)保健センターの乳幼児の健診担当者
理由:1歳6か月など健診で気にかかること、その後の対応、健診以前の親の力について、一緒に考えて行きたいから。
(3)保育園や幼稚園の先生
理由:気にかかること子どもたちにとって、誕生から入園までに必要なだと思われることについて現場の声を聞きたいから。
【解決策の先行事例】
(1)乳幼児期からの子どもの教育支援プロジェクト(東京都教育委員会)
先行事例だと思う理由:子どもの基本的生活習慣の乱れなどとともに、子育て文化の継承がされていない、「親になる子との困難さ」、乳幼児期からの発達の重要性(科学的な知見の普及)をプロジェクトの背景として捉えている。
【申請事業(課題&先行事例の可視化)終了後に想定する解決策】
子育て支援の新たな一面として「育児はとってもたいへんで、出産して親になっても、しらないことも、できないことも、わからないこともいっぱいある。子育てにも“学び“が必要」という思いを、社会全体に共通認識としていきたいのです。
「育児も学ぶことは悪いことじゃない」「育児を学ぶと楽しく楽になる」という考えが増えることで、現在の子育て支援から一歩前進できます。社会の理解のもと、母親も子育てを学ぶということに前向きになります。余裕は、ストレスを減らし虐待防止にもつながります。また、「学び」という題目がついたことでとっつきにくく感じていた父親にも子育てへのハードルが低くなることも考えられ、育児参加のひとつの道を開きます。これにより、子育ての「ずれ」を減らし発育環境を整え、成長や発達に問題を抱える子どもの発達を支援します。
【課題の可視化による社会的インパクト】
1歳6か月児健診でフォローが必要とされた子どもの数の可視化において、成長や発達に問題が見られる子どもたちがいることを明らかにします。母親たちとの関わりがこどもの成長や発達に重要であることを再確認し、子育て支援の新たな一面となるはずです。
【3年後のありたい姿】
現在の乳幼児教室を継続し、そのなかで、お子さんが幼稚園や保育園に入園をして当教室を卒業したお母さん方がワークショップなど企画活動している。また、逆に、その参加者が子育ての支援に参加するなど、利用者としてだけではなく、その他の事業の支援者になるような「相互支援」の形が整っている。
この相互支援は地域での「支援の循環」ともいえ、地域コミュニティづくりや世代間交流につながり、地域が元気になる。