申請団体名:一般社団法人アンビシャス・ネットワーク
【深掘りの目的】
・現在、学習支援をはじめとする救貧政策(貧困の中ですでに困っている人の支援)が結果としても見えやすく全国でも急速に展開されている。しかし、救貧政策では貧困の中で生きづらさを抱える子どもたちはこれからも生まれ続ける。そのため、防貧政策(貧困にならないような支援)の見通しと成果を整理し直し、貧困問題の根絶を目指す支援を展開する。
・そのためには行政にはもちろんのこと、経営基盤や子どもたちのキャリヤ教育、経験の場としても地域の企業からの理解を深めていかなければならない。また、実践として展開する段階においては、全国に手法や実績を伝え、社会的に防貧政策を展開していける環境整備を行う。
・地域の子どもたちにおいては、この実践において自由な発想の中で自分自身が将来を切り開ける子どもたちを育成していくことで、子どもの貧困を解消する。そして、そのプロセスを啓発することで全国的に実践できる環境を整備できるような変化を生み出す。
【解決策の先行事例】
(1) 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(大阪)
先行事例だと思う理由:シカゴ大学の研究を元に幼児教育の重要性にも目を向け、所得に関わらず教育・課外活動のプログラムに繋げる支援を行っている。バウチャー制度を利用し、手法としても先駆的な形で実践を行っている。
(2)特定非営利活動法人山科醍醐こどものひろば(京都)
事例だと思う理由:子どもの貧困対策を地域づくりの中でおこなっていることで、低年齢から高齢者まで包括的な支援を行っている。
【自団体の3年後のありたい姿】
・ビジョン:0~18歳までの子どもたちが家庭環境に関わらず、地域の様々な団体と繋がりをもちながら、その人らしく生きられている。
・事業目標:0~18歳まで途切れのない支援体制、及び連携がスムーズに出来ている。
・組織の状態:非営利の事業も含む全事業が持続可能な形で事業展開が出来ている。