【申請事業の詳細】不登校の子どもたちのイキイキ自然体験活動プロジェクト

申請団体名:NPO法人日本冒険教育協会

【課題を共有して巻き込みたい対象者】
(1)不登校児の保護者(東海市・半田市在住 5名~10名教育機関)
理由:保護者に自然体験活動の教育的効果を理解してもらい、子どもたちの参加に協力してもらいたいから。
(2)フリースクール・適応指導教室運営者(東海市・半田市在勤 1団体~3団体)
理由:不登校児支援キャンプの運営サポーターとして協力してもらいたいから。
(3)教育委員会・教師(東海市・半田市在勤)
理由:学校現場における教師の不登校児に対する指導状況をヒアリング調査したい。

【解決策の先行事例】
(1)福岡県立少年自然の家「玄海の家」「ハートtoハートin玄海」
先行事例だと思う理由:子どもの自立を育む」ことを掲げ、1996年から11年間継続的に行われ、成果が得られている。
(2)独立行政法人国立花山少年自然の家「どきどきわくわくいきいきキャンプ夏季キャンプ」
先行事例だと思う理由:不登校児と心理的問題を抱えていない児童との長期キャンプであり、不登校児の社会性の変化・成長が見られる知見が得られている。

【申請事業(課題&先行事例の可視化)終了後に想定する解決策】
フリースクール・適応指導教室運営者との密なる打合せにより子どもたちの現状や指導上の問題点などを洗い出すと共に、そこに通う児童の保護者へのヒアリングにより対象者理解を図る。
その上で、関係者と検討を重ね、子どもたちに提供する自然体験活動プログラムを立案し、まずは月に1~2回の日帰り自然体験を実施する。そこでは、子どもたちの様子を毎回観察し、記録に残してコミュニケーション能力の向上に着目してデータ収集を行い、効果測定を計る。

【課題の可視化による社会的インパクト】
●フリースクール・適応指導教室での現状調査を行い、日常活動による不登校児の変化・成長の現状を踏まえた上で、それらの問題解決の一助となる手立てとして「自然体験活動」を位置づけ、日常(フリースクール)から非日常(自然)の環境で行われる自然体験活動の効果を探り、日常活動のコミュニケーションレベルと自然体験活動でのコミュニケーションレベルでの差異を調査していきたい。
また、フリースクール・適応指導教室とサポート体制を組むことで、より効果的な支援を行うことができると考える。
●また、不登校児の追跡調査を行い、大人になってからの問題点(人とのコミュニケーション能力)を可視化することによって、より必要な支援方法が関係各位と共に探ることができると考える。

【3年後のありたい姿】
●他団体(フリースクール・適応指導教室・行政)と連携を強化し、不登校児の指導知識や経験を深め、幾度かの不登校児支援キャンプの運営を通して、不登校児支援キャンプ専門団体として社会的に認知されることを目指したい。