【深掘りしたい地域や社会の課題】OPEN INABU実行委員会

申請事業名:稲武地区Uターン・空き家実態調査
申請団体名:OPEN INABU実行委員会

2017年1月の稲武地区新成人

【深掘りしたい課題】
課題を象徴するあいちの数字:稲武地区の人口、2005年3,200人(1100世帯)、2015年2,500人(800世帯)、2017年の新成人の数19人

稲武から新成人になって地元から離れていった若者の過去20年にわたる統計的なデータが取れていない。地域の人口減は自然減を自然増と流入で補っていないことで起きており、地元にとどまらず流出している原因がつかめていない中で、Iターンのみに頼る人口増加には限界がある。現在ある800戸の家族構成(孫の世代)とUターン可能性を探る必要がある。将来的には2,500人の1%、25人の毎年の流入が必要で、少なくとも4家族(2家族Iターン、2家族Uターン)が理想である。Uターンは地元への理解度、住宅問題、空き家問題への解決策の一助ともなることから、Uターン対象者の洗い出しができていない現状を課題と認識している。このままのペースで人口が減り続けると10年後の新成人の数は現在の半分との統計が出ており、喫緊の調査と対策が求められている。

【課題の当事者】
(1)性別:男女/年齢:各種/家族構成:各種/性格:各種/生活シーン:稲武地区の人口が減少している。高齢化率42%/総数:約2,500
(2)性別:男女/年齢:20歳/家族構成:各種/性格:各種/生活シーン:2017年1月の稲武地区の新成人の数。地元に定着できない/総数:17人
(3)生活シーン:空き家登録数。空き家登録数が伸びない/総数:800戸(稲武地区)

【課題が生じている原因の仮説】
人口が減る原因。高校を卒業すると街に出て行ってしまうから。
稲武の魅力が都市部の市民に伝わっておらず、流入に結びついていないから。稲武の魅力の定義がはっきりしておらず、流入を期待する対象がぼやけているため。地元の人が稲武のよさに気がついていないから。