【深掘りしたい地域や社会の課題】てんぱくプレーパークの会

申請事業名:プレーパークの有用性を深堀りする
申請団体名:てんぱくプレーパークの会

てんぱく

我が子だけを見て、子育てをするのではなく、我が子もよその子もごちゃまぜに同じまなざしを向けて共に育つ地域が必要。遊びの三間(さんま)「時間・空間・仲間」が必要。

【深掘りしたい地域や社会の課題】
課題を象徴するあいちの数字:
住宅や遊び場、公園の整備など子育てしやすいまちづくりに満足している15%

平成25年度名古屋市が実施した子ども・子育て家庭意識・生活実態調査報告書によれば、上記の満足するが15%である。また、同調査では、遊び・スポーツ・文化活動など豊かな人間性をつくる学校外活動の充実に関しても、満足する6.7%と子どもが日常生活の中で、育つ環境に対して十分でないことが分かる。

子どもは自ら育つ力を持っており、その機会・環境を整えることこそ大人の大切な責務である。子どもたちを取り巻く環境は、ますます厳しくなっており、貧困や学習支援などの施策が実施されているが、地域の大人がその状況を知る・実感することは少ない。だからこそ、大人にも考える機会を持ってほしい。学校、家庭だけで子どもが育つのではなく、地域が豊かになることで、子どもの育ちの環境がよくなることを示したい。

【課題の当事者】
性別:男/年齢:1歳/家族構成:母、弟、妹/性格:明朗活発。/生活シーン:・母は忙しく、子どもにあまり関心がない。親子の関わり、孤食の問題などがある。プレーパークでは、異年令の集団で普通に過ごしている。生後間もなくからプレーパークで一日の大半を過ごす。自由に遊び込むことが出来る。/総数:約20人(天白区)

【課題が起こる原因の仮説】
子どもは家庭・学校(社会)で育つ。しかし、家庭が社会的に孤立してしまっている状態では、子どもたちの問題は解決されず、最も弱い立場の子どもへ責任が押し付けられてしまう。学校でも、個々の問題に寄り添う時間が担保されていない。自分への自信が持てない、きちんと自己を育てる機会をもたないまま問題が先送りされてしまっている。