【深掘りしたい地域や社会の課題】高森台県有地の活用を提案する市民の会

申請事業名:高森台県有地の活用に対する高蔵寺ニュータウン市民の意識調査事業
申請団体名:高森台県有地の活用を提案する市民の会

【15-01フカボリ】課題写真(1)
「こんなふうになったらいいなあ高森台県有地」大型模型
50名を越える市民から「こんなふうになったらいいなあ本音アンケート」を徴収。それをまとめて90×120センチの大型模型を制作。いろいろな会場で巡回展示会を開催中。

【15-01フカボリ】課題写真(2)

明日につなぐ まちづくり フェスタ 
平成26年11月29日、春日井市東部市民センター大ホールにおいて、「自分たちのまちは自分たちで創ろう」をメインテーマに当会主催、春日井市後援でフェスタが開かれた。市民協働を考えるシンポジウムや地域住民活動報告、踊り、歌と多彩な内容であった。

【深掘りしたい地域や社会の課題】

7.9haという広大な高森台県有地が高蔵寺ニュータウン内の東北部丘陵地にあり、長い間放置されてきた。平成25年の夏、春日井市の呼びかけで、敷地の一部約0.9haに高齢者福祉施設が建設されることになりその説明会が開かれた。席上、多くの参加者から、残っている大部分の土地活用について質問が出たが、具体的な活用見通しはない、という県の説明であった。この説明会を機にそれでは市民側から活用について考えようという「高森台県有地の活用を提案する市民の会」が平成25年秋に発足した。会は早速50名を超える市民からアンケートを徴収、その結果を盛り込んだ「こんなふうになったらいいなあ高森台県有地」を展示パネルや大型模型として制作し、市民に対して、各所で巡回展示会を開催、また提案実現のための「市民参加の勉強会」を複数回開くなどの活動を続けてきた。また同時に市や県へは大型模型や資料を携えて説明に出かけたり、現在、愛知県が呼びかけている「県有地未利用地活用アイデア募集」に応募をしたりと、可能な限りの努力を重ねてきた。しかし、2年目を迎えている今、いくつかの課題が見えてきた。今までの活動を通して、市民の反応は概ね好意的ではあったが、必ずしも市民の輪が広がったとは言い難い。その原因はなぜなのか、どこにあるのか、このところを徹底的に調査、分析する必要を痛感するに至った。市民の本音がつかめないまま活動を続けることは「県有地の活用提案の実現」が絵に描いた餅に終わることも考えられる。したがってここで高蔵寺ニュータウン市民の意識調査をすることは緊急の課題であると考えている。