「あいちの課題深掘りファンド」2016年度助成先選考結果

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▼「あいちの課題深掘りファンド」とは?
「あいちの課題深掘りりファンド」は、市民公益活動団体(NPO)が解決に挑む地域や社会の課題を深く追求する(深掘りする)ことで、その課題の緊急性や重要性を伝えられるようになることを目指して設置されました。
http://aichi-community.jp/kikins/19533

▼選考委員会 ※★:委員長
・浦 倫彰さん(豊明市 企画政策課 担当係長)
・小島 祥美さん(愛知淑徳大学 文学部 准教授)
・柴田 学さん(金城学院大学 人間科学部 講師)
★間瀬 康文さん(ブラザー工業株式会社 CSR&コミュニケーション部 チーム・マネージャー)
・宮原 知沙さん(一般社団法人地域問題研究所 主任研究員)

▼委員長総評

3月12日(日)、事前の書類選考等を経て選抜された4団体が参加する最終(公開プレゼンテーション)選考会が開催され、2団体が最終的に選ば考されました。今回、最終選考会に残った4団体の顔ぶれを見ると、「子ども・教育」「障がい者」「まちづくり」「多文化共生」という多様な社会課題に取り組む団体であることに加えて、その組織体制も「NPO法人」「株式会社」「地域任意団体」と多様でした。さらに団体の強みも、「団体が蓄積してきた顧客理解力」「商社としてのマーケティング能力」「地域の未来をけん引するリーダーシップとそこに集う人びと々の熱量」「人びと々に共感を伝えるコミュニケーション力」と、多様なコンピタンシー(専門的な強み)に立脚する団体であることに、あいちの課題深掘りファンドが扱う社会課題の多様性と、それに取り組む主体の多様性を感じました。

選考委員による最終選考では、「深掘りファンド」の趣旨に照らし合わせてどの団体を選考すべきか活発なディスカッションが行われ、最終的に2団体が選考されました。今回は特に、団体が社会課題の真の「困りごとの代弁者」になるために、調査をする当事者の妥当性や、調査内容が当事者の本当の困りごとを明らかにできるのか、などが討議事項となり、いったん視座を広めてあらためて調査すべき対象や項目を見直す工程を経たうえ上で、調査に取り組んでほ欲しいという付帯条項がついた選考となりました。

今後は、サポート役のボランティアスタッフ「モグラー」やアドバイザーとともにあらためて計画を練り直して課題の「見える化」に取り組み、社会課題の真の「困りごとの代弁者」となるための機会にしていただけることを期待しています。

公益財団法人あいちコミュニティ財団
「あいちの課題深掘りファンド」2017年度選考委員会 委員長
間瀬康文

募集要項はこちらをご覧ください

▼選考委員会(公開プレゼンテーション選考)

・応募件数:10事業(申請総額:198万円)
・選考対象数:9事業
・採択件数:2事業

●事業名:豊田市内障がい者就労施設売上・工賃の実態把握
・団体名:株式会社アルディ
・事業拠点:豊田市
・助成金額:18万円
・選考委員の講評:民間企業と福祉現場の取り組みでは、その考え方にギャップが生じたり、ミスマッチが起こることも多々あります。障害者における就労継続支援事業は、それが最たる形で現れるものだと思いますが、工賃・賃金の向上を一つの切り口として、民間企業と福祉現場のグッドコラボレーションが実現できることを期待しています。一方で、工賃・賃金が増えることによって、当事者の暮らしにどのような良い変化を与え、自己実現や幸福につながっていくのか。より当事者目線での実践のあり方も探っていただきたいと思います。

●事業名:労働現場における異文化コミュニケーションの実態調査
・団体名:多文化市民メディアDiVE.tv放送局
・事業拠点:名古屋市中村区
・助成金額:20万円
・選考委員の講評:現在、愛知県は「外国人雇用特区」を国に提案し、全国に先駆けて、ものづくり分野を中心とした外国人労働者のさらなる受入れについて協議を進めているところです。労働力不足が顕著となってきており、このような制度づくりの動きがある中で、外国人労働者を雇用している企業や外国人労働者の実態や具体的な課題を明らかにし、企業が外国人を雇用しやすくする環境づくり、外国人労働者が働きやすい環境づくりの後押しとなるような具体策を探ることはとても社会に求められていることだと思います。あいちならではの課題の深掘りのテーマとして応援します。

▼応募事業・団体の概要(応募件数:10事業)

●地域
□尾張地区:3(30%)
□名古屋地区:3(30%)
□知多地区:1(10%)
□三河地区:3(30%)

●分野
□子ども・教育:5(50%)
□障がい者:2(20%)
□お年寄り:0(0%)
□多文化共生:1(10%)
□まちづくり:1(10%)
□働き方:0(10%)
□文化・スポーツ・科学:0(0%)
□環境:1(10%)
□NPO支援:0(0%)

●申請総額(198万円)
□1事業あたりの平均申請額:19万8000円
□申請事業の予算総額:247万6280円
□1事業あたりの平均予算額:24万7628円
□助成金利用比率:79.9%

●種別
□一般社団法人:2(20%)
□NPO法人:3(30%)
□認定NPO法人:1(10%)
□株式会社:1(10%)
□任意団体:3(30%)

●活動年数
□10年以上~15年未満:1(10%)
□5年以上~10年未満:2(20%)
□3年以上~5年未満:1(10%)
□0年以上~3年未満:6(60%)

●有給スタッフ数
□10人以上:1(10%)
□1人~5人:4(40%)
□0人:5(50%)

●年間予算規模(直近決算での経常収入)
□5,000万円以上:1(10%)
□1,000万円以~5,000万円未満:1(10%)
□500万円以上~1,000万円未満:3(30%)
□100万円~500万円未満:3(30%)
□100万円未満:2(20%)
以上

【寄付者の声No.453】 仕事の忙しさを理由に地域の問題から逃避するのはも...
2017.10.16