「名フィル子どものエール基金」2014年度助成事業報告

●事業名:子どもと街頭パトロール!
・団体名:NPO法人全国こども福祉センター
・助成金額:685,356円
※解決に挑んだ【地域課題】と【解決策】は、下記をご参照ください。
【地域課題】 愛知県の不良少年数は74,316人(2013年)。2011年から2年連続増加。
【解決策】子どもと街頭パトロール!

【助成事業に取り組む中で、最も印象的なストーリー】
街頭で声をかけた高校生Aが、毎回来てくれるようになった。学校でいじめられており、友達が少ないと言っていた彼女は、学校内でいじめられていたり、孤立している同級生の少女2名を団体の活動に誘い、Bを連れてきた。そののち、Cも活動に連れてきた。半年以上活動に継続的に来ていた12月のクリスマスパーティーではA、B、Cはスタッフも務めた。「団体に来ることで自分が成長できた。」「学校を辞めずに済んだ」と話している。(本人の言葉)今でも、「あのときNさんに会っていなかったら・・・」と団体で活動する大学生ボランティアに感謝の気持ちを表している。N自身も虐待で苦しみ、家庭を飛び出した経験を持つ。Bは少しでも役に立ちたいと街頭での活動は積極的に声を出している。最初は居場所の利用者だった二人が、街頭募金に挑戦し、少年少女へ声をかける側へと少しずつ成長している。同世代の子らを巻き込み、連れてくることが自分の仕事だと言っていたこともある。

街頭0524
※写真は、名古屋駅前で着ぐるみの衣装を着て街頭パトロールをする様子。

●事業名:障がいの重い子どもの子育ち支援~食べること、ふれあうことを大切に~
・団体名:NPO法人ひろがり
・助成金額:485,425円
※解決に挑んだ【地域課題】と【解決策】は、下記をご参照ください。
【地域課題】 名古屋市に住む児童・生徒の約1,000人に2人が重度・重複障がい児
【解決策】障がいの重い子どもの子育ち支援~食べること、ふれあうことを大切に~

【助成事業に取り組む中で、最も印象的なストーリー】
2歳児2名と3歳児1名の計3名のお子さん(2人は目が見えず、一人で座ることができない、知的な遅れもある)が、それぞれのご家族とともに、第2回わくわくプロジェクトに参加しました。ご家族は、障がいの重いわが子とどのように向き合い、育てていけばよいのか、かかわっていけばよいのか、なかなかうまく食べてくれない子に、どうやって食べてもらえばよいのか、どんなふうに遊ぶのか、不安をかかえておられました。ここでの研修では、からだにふれあったり、言葉かけや歌いかけで遊んだり、体操したり、絵本を読み聞かせたり、当たり前の子育てを手厚くていねいにすることの大切さを学び合いました。食事に関しては、食べる機能の発達をスライドで勉強し、口やあごや舌がうまく使いにくいと、どんなに食べることが大変かを、実際にクラッカーなどを使って体験し、どのような食形態にするとおいしく安全に、しかも発達を促すことができるかを学びました。また、はじめて家族以外のスタッフとお風呂に入ったり、花火大会を楽しんだり初体験もたくさんしました。夜は、3組の父母と日頃の悩みや生まれてからの苦労話や笑い話に花が咲きました。このプロジェクトのあと、きらいなお茶が飲めるようになった、食形態を変えたらよく食べるようになった、子どもと遊ぶのが楽しくなった、悩みなどをお互いに相談できるようになったなど、お母様から話をきくことができ、うれしく思っています。

ひろがり
※写真は、第2回わくわくプロジェクトに参加した家族とスタッフの集合写真。

●事業名:学校に行かない、行けない子どもの居場所づくり事業
・団体名:NPO法人こどもNPO
・助成金額:297,102円
※解決に挑んだ【地域課題】と【解決策】は、下記をご参照ください。
【地域課題】 名古屋市の不登校者数 小学生465人、中学生1,395人
【解決策】学校に行かない、行けない子どもの居場所づくり事業

【助成事業に取り組む中で、最も印象的なストーリー】
小学校3年生の男の子Aくん。4人兄弟の3番目。一番上の中学2年のお兄ちゃんも不登校。親は学校復帰を望んでいるが、本人の特性や学力の面からも本人らしく成長できる場があればいいとも思って迷っている。2度の体験とビジター利用をした。チラシをみて「ここに来たいけど、お金がかかる。お母さんが許してくれないと思う」とのこと。経済的負担を気にして、「普通の学校にいけば、お金かからないんだって」子どもなりに親に申し訳ないと思っている。親を困らせている自分はダメな子どもだとの自覚、自己否定観が芽生えてきている。本人の意思で、自己決定できる、教育を選べる社会をつくる必要性を改めて感じた。

こどもNPO(3)こどもNPOチラシ-001
※写真左は、学習タイムにスタッフと勉強する様子、右は学校に行っていないこどもの居場所「LARGO(らるご)」のチラシ。

●事業名:マイチャレンジインターンシップ2014
・団体名:NPO法人アスクネット
・助成金額:321,610円
※解決に挑んだ【地域課題】と【解決策】は、下記をご参照ください。
【地域課題】 名古屋市の不安定就労状態の若者 約3.8万人。
【解決策】マイチャレンジインターンシップ2014

【助成事業に取り組む中で、最も印象的なストーリー】
特に将来の目標もなく、勉強も苦手な生徒が保護者に勧められて、動物病院へインターンシップに行きました。最初は緊張と不安でいっぱいで、担当者とも上手くコミュニケーションもとれずに開始しました。初日は犬小屋の掃除、手術で使用する脱脂綿のカットなどを行い、少しずつ緊張もほぐれていきました。2日目には、業務内容も少しレベルアップし、犬のトリミングやエサの入れ替えなども行いました。初日と違う体験で、1つの職場でもいろいろな仕事があり、衝撃を受けたとのことです。
最終日には、犬を別の病院に搬送する場面に立ち会うことや、院長から話しを聞き体験は終了しました。毎日記入している最終日の日報【今後の目標】記入欄には「僕はまだ失敗して良い時期なので、とことん失敗して成長する」と記入してありました。3日間を通じて、様々な刺激や体験をサポートする大人との関わりの中で自分の社会への認知が広がり、自身の成長を感じた体験となったと思います。

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※写真左は、インターンシップでショップの店員を体験している様子。右はマイチャレンジインターンシップのチラシ。

●事業名:バンジーチャイム演奏会普及事業
・団体名:NPO法人楽知ん研究所
・助成金額:360,307円
※解決に挑んだ【地域課題】と【解決策】は、下記をご参照ください。
【地域課題】 名古屋市内の子ども会加入率は、2006年度の42.6%から2012年度には36.0%まで減少
【解決策】バンジーチャイム演奏会普及事業

【助成事業に取り組む中で、最も印象的なストーリー】
バンジーチャイム「ハッピーバースデー」はその月に誕生日を迎える参加者をみんなでお祝いする形になっていてシナリオもできているので進行も簡単です。児童館の先生に司会をお願いしてバンジーチャイム演奏会を行いました。メロディに合わせて4グループに分けて実施。最初の1フレーズだけ練習した後、すぐに実演。4~5歳の子どももいたので,少し心配しましたが、はじまってみるとみんな真剣でとてもいい演奏ができました。引率のお母さんたちも思わず大きな拍手をしていました。4歳の子どもが練習なしでいきなり実演できるのがバンジーチャイムのすごいところですね。ワークショップに参加して、何気なく手に入れたバンジーチャイムでしたが、みなさんがプロジェクトチームを作って突貫作業で製作したとのこと。そんなことがあったとは知らなかったなあ。でも,おかげで参加した40名の子ども達、お母さん達,スタッフの笑顔がいっぱい見ることができましたよ。ありがとうございました。

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※写真左は、バンジーチャイムを使ってみんなで演奏する様子。右は演奏会に参加した方のアンケート報告。

【寄付者の声No.444】 知多半島出身で、地元を離れている人間としては、ち...
2017.08.22