【お詫び】代表理事辞任に関する経緯と顛末及び今後の対応について

代表理事辞任に関する経緯と顛末及び今後の対応のご報告並びにお詫び

平素は当財団の活動に関して、様々なご協力を賜り感謝申し上げます。
この度は財団運営に於いての不祥事で皆さまにご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます。
改めまして、木村前代表理事の辞任の経緯と顛末及び今後の対応についてご報告いたします。

1.経緯及び顛末
新聞報道にありますとおり、2017年6月30日付で退職した職員2名から7月11日付で未払い賃金の支払い請求がありました。また併せて代表理事からパワハラを受けていた旨の申告がありました。さらに、この両名からの申し立てにより9月8日に名古屋北労働基準監督署より3点の是正勧告書が出されました。

(是正勧告の内容)以下の3点を直ちに是正すること
①労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金の労働条件について書面の交付により明示していないこと。
②法定の除外事由無く労働者に休憩時間を除き1週間について40時間、1日について8時間を超えて、労働させていること。
③法定労働時間外の労働に際し2割5分、法定休日の労働に対し3割5分以上の率で計算した割増賃金を支払っていないこと(不足分について過去2年間に遡及して支払うこと)

これを受け当財団は財団内の労務問題を重くみて、9月25日に臨時評議員会を開催し、ブナの森法律事務所所長藤田弁護士を委員長とする組織改革委員会を設置し、関係者のヒヤリング、事務局の調査を行いました。
結果、11月27日の臨時評議委員会にて、「組織改革委員会の報告及び提案書」を示し、信頼を基盤とする公益財団法人として根幹を揺るがす事態を招いたとして、木村代表理事(当時)に辞職勧告、全理事に善管注意義務の観点から辞職勧告を提案し、併せて新任理事を提案し承認されました。
12月6日の理事会にて全理事が辞職し、同時に新体制が発足いたしました。しかし、代表理事に選任された理事の所属機関から公益財団法人への代表就任が承認されず、本人同意が得られなかったため、現在、代表理事は空席になっております。
現在、電磁記録による書面評議員会でボランティアの分野で著名な大学名誉教授の理事選任が提案されており、承認後、1月10日の理事会にて代表理事に選任の予定です。

2.組織改革委員会の報告及び提案書の概略(11月27日臨時評議員会において報告)
組織改革委員会は木村代表理事について労務問題、会計問題、マネジメント問題について調査し報告いたしました。

(1)労務問題については退職した元職員からの残業に関する未払い賃金の請求、労働基準監督署からの3点の是正勧告について木村代表理事に労務に関する認識が不足していたことが原因である。(①については現スタッフと労働条件で交渉中。②については10月10日に36協定を締結済。③については10月31日に未払い賃金を元職員2名に支払済)
(2)会計問題については決算書類と財団内の資料と齟齬はなく適正であった。但し、事業別収支仕訳ルールなどが財団内に共有されておらず説明が不足しており改善が求められる。
(3)マネジメントの問題については、本人が厳しい指導のつもりでも、職員がパワーハラスメントを感じることは深刻な事態である。

よって木村代表理事は当事者でありその責任は重い、他の理事は情報不足であったことは否めないが善管注意義務の観点と、体制が刷新されたことを外部に発信する意味で辞職を勧告しました。
又、財団の信頼を取り戻すべく、新体制の理事を推薦いたしました。
併せて、常務理事会が機動的に機能し、業務改革が進むよう提案いたしました。

3.あいちコミュニティ財団の立て直しに向けての今後の対応
あいちコミュニティ財団は財団を支援していただいた皆さまや、更には愛知県民の皆さまに信頼を頂けるように1月10日の理事会において新代表理事を選任し、新たな体制でスタートします。具体的には、地域で信頼されるNPO中間支援団体の前代表理事を専務理事に迎え、事務局機能を強化するとともに、業務の執行を代表理事一人に任せず、常務理事会で日常的に業務の進捗やスタッフの執務状況をチェックしていきます。
そして、より一層、寄付者、賛助会員、支援先団体、ボランティア、協力・協賛法人などの皆さまに安心して活動にかかわっていただけるよう、説明責任を果たし、活動や会計の透明化に努めます。
また、今後の対応につき、皆さまにご説明する機会を設ける予定です。説明会の日時や場所につきましては、近日中に改めてご案内いたします。

最後になりますが、あいちコミュニティ財団にご支援いただいた皆さまに改めて今回の不祥事をお詫び申し上げます。

2018年1月4日
公益財団法人あいちコミュニティ財団
副代表理事 由里宗之