【障がい者】NPO法人安城まちの学校

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安城まちの学校がアート体験の提供を続けているのは、障がいを持つ子どもたちがその体験を通じて「自己肯定感」を育むことができ、新しい芸術観や価値観を提示できる可能性があるからです。「障がい者アート」「エイブル・アート」として1995年以降注目されている障がい者の芸術表現は、福祉団体、民間企業だけでなく文化庁や厚生労働省も注目しています。96年から7年間64都市で開催された「トヨタ・エイブルアート・フォーラム」は、障がい者アートの存在を広く知らせ、今日の活動の原点となっています。

障害のある子たちが元気になる「あとりえ・クレッシェンド」も、愛知県では数少ない障がい者アート活動の1つとして、機会を提供してきました。増加傾向にある障がいを持つ子どもたちに、将来の夢につながる経験の機会をもっと増やしたいと、本事業を計画しました。安城市内の障がいを持つ子どもたち380人全員に、1回は来てほしいというのがわたしたちの願いです。

あとりえ・クレッシェンドの開催回数を月1回から月2回に増やし、開催場所も安城まちの学校以外に、公民館や街なかイベントでの開催2回増設し、合計年26回開催していきます。もちろん、回数を増やすだけで参加者を増やすことはできません。子どもたちへの広報の仕方や、来られない状況の調査、改善策の立案など、課題はありますが、これまでの6年間の活動を通じたつながりを生かして、解決していきます。

2015年度は、開催日の都合が悪く参加できなかった子どもや、あとりえ・クレッシェンドを知らずに参加できなかった子どもたちに向けて、全員に1回は来てもらうための第一歩を進めたいと考えます。

また、子どもたちの一年間の活動の集大成として「作品集」を作成し、さらに寄付を呼びかけることで地域社会に広げ、「障がいを持つ2%の子どもたちすべて」に、時にワクワク、時にリラックスできる体験の機会を提供し、アートを友に幸せな人生を送ることができることを目指します。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の【事業指定プログラム「ミエルカ」】2014年度助成先による提案です。