【子ども・教育】NPO法人子どもたちの生きる力をのばすネットワーク

のばす会活動風景

学校に行くことができない子どもたちが希望を持ち、子どもたちの「生きる力」をのばすことができる地域や社会にすることを目的に、わたしたちは次の3つの事業を継続し、発展させていきます。2000年からフリースクールを運営し、年間約15人の子どもたちの居場所づくりと、年間のべ240人強の親たちの相談に応じてきた当団体の経験と実績を生かします。

(1)学校に行けない子どもたちへ学習と生活の場の提供
アイプラザ半田において、不登校、中退、引きこもり等に悩む子どもたちや若者に対し、適応教室(フリースクール)『のばす会』を週4日開きます。ここでは、高校進学を目指した学習や社会見学、野菜の栽培などを通した生きる力の醸成を行います。2013年度は『のばす会』を卒業した子どもたち5人が高校に進学し、卒業後もOB/OGとして後輩の支援を行っています。

(2)悩みを抱える親たちへのカウンセリング事業の実施
週に1回相談会を開き、悩みを抱える親たちへカウンセリングを実施し、子どもの進路相談や心の相談を行います。ここでは、学校に行けず、将来を心配し悩んでいる子どもの親の不安を取り除きます。多岐に渡る相談内容に対応するため、相談員のカウンセリング能力の向上を図ります。

(3)青少年の健全育成に関する講演会・シンポジウムの開催
不登校の子どもたちをつくらないために、不登校、いじめ、家庭内暴力(DV)など重篤な事例にも対応できる精神科医、脳科学者、発達障がいの専門家等とも連携し、一般市民を対象に講演会を開催します。ここでは、不登校になるきっかけの一つとして挙げられる「ネットいじめ」や「ネット依存症」に関する正しい理解についての講演会を、2014 年度に引き続き行います。ネット系メディアがもつ負の部分を正しく理解し、不登校の子どもたちをつくらないための啓発活動を実施し、ニュースレターや Web で情報発信していきます。

※この解決策は、あいちコミュニティ財団の【事業指定プログラム「ミエルカ」】2014年度助成先による提案です。